私は日ペンのボールペン習字講座でペン習字を始め、半年後に修了してからは1年以上独学(※)で練習を続けてきました。
※筆ペンは除く。今年に入り、日ペンの速習筆ぺん実用講座を受講。
しかし、独学を続ける中で思い悩むことも多々ありまして・・・。
この度いよいよ、独学を終えて次のステップへ進む決心をしました。
現在に至るまでの葛藤や心境の変化をまとめておきます。
競書は一長一短
日ペンのボールペン習字講座を修了してすぐ、独学で「ペンの光」を始めました。
様々な部門に挑戦できることや、どんどん級位が上がっていくことが楽しくて、独学でもバランス良く意欲的に学習することができました。
単純な基礎練習だけではきっと、基本飽きっぽい私は独学で続かなかったと思います。
しかし、ペンの光は競書誌。
知らず知らずのうちに、文字の上達というよりも「ペンの光」に必死になりすぎてしまっていました。
出品するからにはなるべく妥協したくなく、清書の時期は書けないながらも書きまくって疲弊。
また、SNSのフォロワーさんには成績が上位の方々が本当に多くて、自分も頑張らなきゃ!と比べて焦ってしまうこともしばしば。
目先の昇級や成績が目標にすり替わってしまい、肝心の実力はというとお粗末なもの。
元はと言えば、純粋に書くことを楽しみたかったはずなのに、競書を始めたことでちょっぴりしんどく感じることも増え・・・。
競書は、人によって向き不向きがあるでしょう。
私の場合は向いているとは言えず、競書一辺倒になってはまずいな・・・と反省しました。
競書からちょっと離れたところで、周りと比べることなく自分だけと向き合って、一から学び直したいという思いが強くなってきました。
添削を受けて独学の厳しさを痛感
段位に上がってからは時々、ペンの光の「個別通信添削指導」を受けてみるようになりました。
規定部の課題、10数文字。
文字数はそれほど多くないにも関わらず、添削により自分では気づけなかったポイントや癖が次々見つかることに驚きました。
たしかに、独学でも上達できます。
それは紛れのない事実で、このブログ上でも証明してきたつもりです。
「ちょっと字が上手になりたい」程度なら、独学でも十分変化は感じられるはずです。
しかし、目標が高くなればなるほど、独学の限界を感じるようになってきました。
どうしたって、確かな指導者から指導を受けることには及ばない・・・
添削を受けたからこそ、そう強く感じるようになりました。
師の存在に憧れる
SNSで同じ志を持つ仲間と知り合えたおかげで、独学でも楽しくやってこれましたが、やはり師がいないというのはどこか孤独なものです。
教室に通われているフォロワーさんたちが、先生や教室の話をしているのをいつも羨ましく感じていました。
私は過去に、いくつもの習い事や部活動、サークル活動などをやってきました。
だからこそ、指導者の存在の大きさや、教わることのありがたさは、少なからず経験してきています。
文字の練習を続けていると、自分の書けなさや成長の遅さにへこむこともしょっちゅうあります。
信頼できる師匠が指導してくださったらどんなに心強いことか・・・と、習うことへの憧れが募っていきました。
通信で添削指導を受けることを決意
一番理想としていた形は、教室に通って先生が書かれる姿や文字を生で拝見して学ぶことでした。
しかし、近場には通えそうな日ペンの教室は見つからず、遠くの教室に通うことは困難でした。
そんな中先月、日ペンの速習筆ぺん実用講座を無事修了することができました。
一つ物事を終えるとまた新しいことに挑戦したくなる性質なもので、習いたい欲がどんどん高まってしまいました。
たくさんたくさん悩んで、ついに一大決心!
日ペンの支部ではなく、ある先生の元で、通信(郵送)での添削指導を受ける道を選びました。
競書ではない形で、基礎から学び直します。
今後のペン字学習の展望
当面は通信添削指導を主軸とし、焦らず地道な学習を進めていきます。
ペンの光は優先度を下げ、無理のない範囲で引き続き個人出品していく予定です。
規定部は当面の目標としていた五段目前ですし、新しいことを始めるには悪くないタイミングでしょう。
原点に返り、成績や段級位に翻弄されることなく、書くことを純粋に楽しんでいきたいです。
さいごに
これまでの人生で、やらないで後悔したことはあっても、やって後悔したことはほとんどない気がします。
ペン字においては、ボールペン習字講座も速習筆ぺん実用講座も始める前はすごく悩みましたが、修了時には受けて良かったと実感できました。
なので、今回の選択もきっと良い方向に動くんじゃないかと期待しています!