年1回開催される、全日本ペン書道展。
昨年初挑戦した私でしたが、この春に2度目の挑戦をしました。
実際に出品した作品と結果、感想などを記録しておきます。
挑戦するまでの経緯と目標
昨年得たものが多かったペン展。
今年は迷いなく挑戦することを決めていました。
ただ、去年と違ったのは、昇格試験があったこと。
試験と期間が被る中で何部門出品するかは迷いましたが、やはり規定と筆ペンは両方挑戦したかったので、2部門出品することにしました。
どちらも去年よりもひとつ上の部門に上がったので、上位の賞は厳しいだろうな・・・と覚悟していました。
それでも、特選以上を目指したい!と思って頑張りました。
2部門に出品した作品と結果
規定部1部
規定1部は、四段〜準師範が対象の部門です。
私は五段だったので、推薦や準師範の実力のある方々と一緒だと思うと、正直自信はありませんでした。
横書きは苦手意識があるので、まだ書きやすそうな縦書きの課題を選びました。
初めて料紙なるものも購入しましたが、なんと1枚198円!
お値段も考慮し1組しか買っていませんでしたので、泣いても笑っても清書は10枚のみ。
結局、どれもどこかしら難ありな作品の中から1枚を選び出し、出品しました。
1枚書くのに1時間弱かかるので、幼稚園の春休み中は特に練習時間の捻出が困難で。
書き込みが圧倒的に足りておらず、1組50枚の出品用紙はだいぶ余らせてしまいました。
筆ペン部2部
筆ペン2部は、準初段〜五段が対象の部門です。
私は五段での出品となりました。
昨年に引き続き、まだまだ苦手な筆ペンのレベルアップを一番の目的とし、挑戦することに決めました。
去年は楷書でしたが、今年は行書。
筆ペンの行書は不慣れでしたが、だからこそ克服するには絶好の機会となりました。
1組20枚の出品用紙は3組購入し、全て使い切りました。
用紙が足りなくなり終了となってしまったので、もっと多めに買っておいても良かったのかもしれません。
ペン展の結果を受けての感想
出品した2部門、どちらも特選だったので、一応当初の目標は達成しました。
今回の2作品は、せいぜい金賞か運が良くて特選くらいのレベルだろうとの自己評価でしたので、納得でもあり上出来でもある結果でした。
きっと、特選ってもっと喜んでいい賞なのかと思います。
でも、結果速報を見たとき、一瞬ほっとしただけであまり喜べませんでした。
逆に、しばらくネガティブな気持ちに陥りモヤモヤしていました。
それは、私が普段交流のあるお仲間さんたちの多くが、各部門でもっと上位の賞を受賞されていたからです。
特選なんて取るに足らない賞だな・・・と不甲斐なく恥ずかしく感じてしまうくらいに。
(もちろん、そんな風に思うことはないというのも、頭では分かってはいるんですけどね。)
日頃から努力されていて実力のある方ばかりなので、嫉妬心はなく素直に感動し、お祝いの言葉を伝えたくなりました(直接伝えられていなかった方も、本当におめでとうございます!)。
その一方で、自分の意識の低さや、計画性のなさや、努力不足や、優先順位の誤りや、取捨選択の下手さや・・・とにかく色々反省してへこみました。
悔しいと思うのはおこがましいと言いますか、そう思えるレベルに達していない自分に対する悔しさと言いますか。
他の人がすごすぎると言ってしまえばそれまでなのですが、それだけでは片付けたくなくて。
「上位授賞者に入れるくらいの努力をしなかった自分が腹立たしいし悔しい」
後日、冷静になっても残っていた感情の正体はこれでした。
来年も、両方まるっきり同じ部門に挑戦したいと考えています。
賞にこだわっているわけではなく単純に、不完全燃焼に終わった今年の自分を上回りたいのです。
来年の春は昇格試験を受けない予定だし、子どもの夜泣きも減ってきたので、今年より時間は確保できるはず。
↓翌年、見事リベンジできました!