私が初めて手にした競書誌「ペンの光」は、日ペンのボールペン習字講座からのプレゼントでした。
規定部に自分の名前を見つけてホッとしたのち、一通りペンの光に目を通し、あることに気づいてしまったのです。
ペンの光の購読は、ボールペン習字講座を終えてからにしたいと検討していました。
けれど、せっかく競書券があるので、出品してみたくなりました。
そんなわけで、筆ペンに大苦戦した1ヶ月の様子をつづっていきますね。
筆ペン部を選んだ理由
どうせなら級位認定を受けたかった
ペンの光には8つの部門がありますが、級位認定があるのは、
- 規定部
- かな部
- 筆ペン部
の3つの部門のみです。
規定部は、ボールペン習字講座で級位認定を受けているため、まだ出品できませんでした。
かな部は、もはや芸術の世界すぎて、意味不明でした(笑)
筆ペン部は、楷書ですし、かな部よりはとっつきやすく感じました。
ツイッターのフォロワーさんに勧められた
日ペンのボールペン習字講座で私と同期のフォロワーさんが、ペンの光も購読していて、講座と並行して筆ペン部にチャレンジしていました。
そして、私が出品を迷っていることをツイートしたところ、
と誘ってくれました。
私は一人だとだらけてしまいがちな性格ですが、同じ課題を頑張る仲間がいるとなると、俄然やる気もアップします。
いよいよ、筆ペン部にチャレンジする決心がつきました。
筆ペンは難易度高すぎ
私が筆ペンを使う機会といったら、ご祝儀袋に自分の名前を書くときのみでした。
わざわざ練習をしたこともありませんでした。
当然ながら、始めから上手に書けるはずもありませんでした。
- 太さのコントロールが出来ない
- とめ、はね、はらいも出来ない
- とにかく思い通りの線が引けない
ボールペンとは比べ物にならないくらいの難易度でした・・・。
ぺんてる筆中字とつみ穂を書き比べ
続いて、練習に使った筆ペンを紹介していきます。
私はすでに手元にあった「ぺんてる筆 中字」で練習を始めました。
中字は、定番中の定番の筆ペンです。
筆ペン部のお手本にも使われていて、買ってまず間違いない筆ペンです。
しかし、初心者の私はどうにも書き慣れませんでした。
そこで、同じくぺんてるの「ぺんてる筆 つみ穂」を購入しました。
ペンの光の通販部商品のページには、「初心者でも書きやすいよう穂先が積んであります」と書いてあったのに惹かれたからです。
以下、当時のツイートより引用です。
筆ペン難しい(T_T)
左半分がつみ穂、右半分が中字。
つみ穂の方がまだ初心者には書きやすいのかな?と思い買ってみたけれど、どっちもどっちだった。
まずは、筆ペンに慣れなくては。#ペンの光 pic.twitter.com/d2M35O0Ncw— 香@おうちペン字 (@ouchipenji) March 24, 2019
字の下手さは前回と変わりないけれど、筆ペンの扱いには少しだけ慣れてきたような…?
結局、中字の方が私には書きやすく感じるけど、もうしばらく書き比べてみよう。 pic.twitter.com/N2OwwzwA6Q— 香@おうちペン字 (@ouchipenji) March 27, 2019
中字:つみ穂よりも柔らかい。
つみ穂:中字よりもコシがある。
書き比べた結果、中字の方が書きやすい文字もあれば、つみ穂の方が書きやすい文字もありました。
残念ながら、明らかにこちらが書きやすい!と感じることはありませんでした。
人によって向き不向きもあるでしょうから、自分に合った筆ペンを探している方は、実際に書き比べててみるのが一番だと思います。
競書用紙F(筆ペン用)を注文
ペンの光に出品するためには、競書用紙が必要なので、がくぶんモールから注文しました。
筆ペン部(級位クラス)の競書用紙はF用紙
1冊30枚で、10冊セットです。
たくさん用紙を使ってでも、絶対に昇級するぞ!!
そう意気込んで、しばらくノートに練習したのち、競書用紙で清書し始めました。
ペンの光4月号 筆ペン部の練習
最初は、出品なんて夢のまた夢というくらい、相当ひどい書きぶりでした。
全然書けなくてもどかしかったです。
競書用紙に書き始めたものの、「髪」が一番難しく、最初の一文字で失敗しまくっていました。
まだまだ出品できるレベルに達していません。
うーん・・・まだまだです。
・・・恥ずかしくて大きな声では言えませんが、5〜6冊競書用紙を使ってしまいました。
ペンの光4月号 筆ペン部に初出品した作品
日ペンのボールペン習字講座と異なり、ペンの光に出品した作品は返却されません。
一応知ってはいましたが、あまり深く考えておらず、出品した作品をきちんと撮影していませんでした。
そのため、スマホでさっと撮った写真しか残っていないのですが、こちらです。
1ヶ月かけて、これくらいまでは上達しました。
もう少しだけ上手に書けた作品もあったのですが、名前で盛大に失敗してしまいました。
ボールペン習字講座と筆ペン部を並行していたので、練習に使える時間にも限りがありました。
楽しいというより、苦しいという気持ちのほうが大きかったかもしれません。
1ヶ月という短い期間で、必死にどうにか出品できるレベルまでこぎつけました。
筆ペン部に初出品した結果
4月号の結果が発表される7月号から、ペンの光の購読を始めました。
ペンの光が届き、筆ペン部10級の欄から、自分の名前を探しました。
結果、上位10%以内に入っていました!
写真版には到底及びませんでしたが、目標だった昇級は達成できました。
初回としては満足の結果に終わりました。
これぞ、執念の結果です(笑)
まとめ:筆ペン部に挑戦してみて良かった
筆ペン部は、少しペン習字に慣れてきた程度の当時の私には、歯が立たないくらいの難しさでした。
でも、挑戦して結果も出せて、とてもやりがいのある1ヶ月でした。
1ヶ月とはいえ、筆ペンにもほんの少し慣れることができました。