初心者がペン習字を始めるときには「自分の好みのお手本で練習するのが良い」と、どこかで聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に私も直感的に、
こんな美しい文字を書けるようになりたいな〜。
と感じたからこそ、日ペンのボールペン習字講座の受講に至りました。
お手本の文字が好きだからこそ、1年経った今でも苦にならずに練習を続けられています。
日ペン流の文字が気になっているあなたに向けて、日ペンのお手本の文字が確認できる書籍3冊を紹介していきますね。
①『大人の美文字基本練習帳』で実際に練習してみよう
『大人の美文字基本練習帳』は、日ペンのボールペン習字講座のお手本と同じく、日ペン会長の田中鳴舟先生がお手本を書かれている練習帳です。
練習帳の内容は、ボールペン習字講座のテキストによく似ています。
ただ、両者には以下のような大きな違いがあります。
大人の美文字基本練習帳
- 1冊を3週間で学習(目安)
- 行書は含まれない
- 格安
ボールペン習字講座
- 全7冊のテキストを半年で学習(目安)
- 行書も含まれる
- やや高い(添削付きの通信講座なので、当然ではありますが)
ひらがなやカタカナ、楷書の基礎を一通り学習することが可能です。
手紙やご祝儀袋の書き方など、実用的な文面も学べます。
受講生の立場からすると、このクオリティでこの価格は、ものすごくお得に感じます。
ただ、添削や住所氏名のお手本などはもちろんありませんし、たった3週間だけでは美文字を身につけるには期間が短すぎます。
初心者が本格的に文字の上達を目指すのであれば、やはり日ペンのボールペン習字講座の受講をおすすめします。
②『いつのまにか字が上手くなる本』で要点をチェック
『いつのまにか字が上手くなる本』は、日ペンのボールペン習字講座のお手本を書かれている、日ペンの田中鳴舟先生の著書です。
こちらは直接書き込む練習帳ではなく、いわば参考書のような本です。
ボールペン習字講座のテキストには、字を上手に書くための基本ルールがたくさん登場します。
それらが文庫本サイズにコンパクトにまとめられていますので、ちょっと復習したいときや、移動中読むのにぴったりです。
文字が上手くなるためには、実際に書いて練習することは必須ですので、読んだだけで上手くなれるとは考えないほうがよいでしょう。
③『名言なぞり書き50音セラピー』で楽しく美文字を眺める
『名言なぞり書き50音セラピー』は、ペン習字に興味がない方でも、読み物として楽しめる本です。
「あ」〜「ん」までの50音の名言が紹介されていて、実際になぞり書きができる名言部分を、日ペンの平田秋蹊先生が書かれています。
本の概要は、著者のひすいこたろうさんのブログ記事で詳しく紹介されています。
「日本語50音の秘密「名言なぞり書き 50音セラピー」
https://ameblo.jp/hisuikotarou/entry-12543024343.html
まとめ:好きなお手本で練習するのが上達の秘訣
ペン字初心者だった私は、日ペンの上品なお手本に一目惚れして、日ペンのボールペン習字講座の受講を決めました。
本書の手本は、くせがなく、ゆったりとした上品なペン使いで、標準的な字形を目指して書き上げています。これは長い歴史と伝統を持つ日本ペン習字研究会(日ペン)が、これまで培ってきたペン習字の基本を盛り込んであるものです。
引用:『大人の美文字基本練習帳[改訂版]』サンエイムック p2より
私はたまたま日ペンのお手本が好みだったわけですが、人の好みはそれぞれです。
自分好みのお手本に出会えたら、上達のチャンスです。
好きなお手本であれば、「いつかお手本なしでもこんな字を書けるようになりたい!」とやる気もアップし、自然と長続きします。
もしも、日ペンのボールペン習字講座に申し込んだあとに、
となってしまうことを避けるためにも、事前に好みのお手本かどうか確認しておけば安心ですね!