硬筆書写技能検定試験3級。
9月10日につい勢いで申し込み完了、11月8日の本番に向けて約2ヶ月試験勉強をしてきました。
・・・と言っても後半の1ヶ月は他の予定が立て込んでいて、勉強が不十分となる危うい状況でした。
今回は、試験を目前に控えたラスト1ヶ月〜直前の学習記録を公開していきます。
ラスト1ヶ月の学習状況
全体の学習スケジュール予定と現実
予定
9月:「3級のドリル」を一周し、傾向をつかむ
10月:「3級合格のポイント」一周目→「3級のドリル」二周目→「3級合格のポイント」二周目
11月:苦手なところを重点的に復習
現実
9月:「3級のドリル」を一周し、傾向をつかむ 達成!
10月:「3級合格のポイント」一周目→「3級のドリル」二周目 「3級合格のポイント」二周目に入れず・・・。
11月:「3級合格のポイント」二周目
9月は順調に勉強できましたが、10月後半から勉強できない日が増えてきました。
11月は総復習の予定でしたが、そこまでたどり着けませんでした。
試験勉強できなかった理由
元々想定していたことではありましたが、ラスト1ヶ月のうち実に半分以上の日は、試験勉強できずに終わりました。
具体的には以下の3つの理由でした。
①ペンの光の清書に追われた
私は競書誌「ペンの光」を購読し、毎月出品しています。
(作品と成績の記録はこちら→https://ouchipenji.com/category/nippen/pen-hikari/)
毎月後半は清書に追われ、他のことが手につかなくなります。
試験勉強をする時間的余裕もなく、約2週間完全ストップしていました。
ただし、ペンの光の「受験部」や「掲示部」は硬筆書写検定試験に出題される課題と同種、同レベルのものですので、試験対策にもなっていました。
②帰省した
前々から決まっていた大事な予定があり、5泊6日で帰省しました。
しかも試験直前というタイミングで。
書く感覚は忘れないようにと、練習帳の行書のページと問題集を数枚だけコピーし、持っていきました。
部首や部分のページはなぞり書きだけ。
通常の練習には物足りないですが、今回のように短時間で復習するのにはちょうど良かったです。
③子どもと一緒に寝てしまう
3歳の息子、まだ一人では寝れません。
そのうえ風邪気味で、夜中に咳をして目覚めることが続いていました。
寝かしつけをしてそのまま一緒に寝てしまったり、寝室から抜け出して勉強していても夜中に起きてきて呼び戻されたり・・・。
子どもが生まれてからこういった試験を受けるのは初めてでしたが、試験勉強を計画通りに進めることは困難でした。
直前まで過去問を解いていくスタイルで
ラスト1ヶ月は、主に「硬筆書写技能検定3級のドリル」と「硬筆書写技能検定3級合格のポイント」の問題を解いていきました。
どちらも二周目です。
過去問を解き、実際の問題に慣れていき、間違った部分を覚える。
残された時間は少なかったため、この方法が私にとっては一番効率の良い学習方法でした。
一周目でそれぞれの問題を解くのに掛かる時間を毎回計測し、時間は十分余ることが分かりました。
なので、時間配分を意識して全ての問題を解く必要性は低いと判断し、空いている時間にちょこちょこ1問ずつ解いていきました。
本当はまとまった時間が取れれば良かったのですが、家事育児の合間の勉強となるとどうしても細切れになってしまいました。
一周目と二周目の比較
実技:第1問〜第6問
第1問:速書き
こうして比べると、どちらもあまり大差ないような・・・。
最後まで行尾を揃えることはできませんでした。
速書きでなくても揃わないので、当然ともいえますが。
第2問:楷書と行書
わずかな差かもしれませんが、前回より整って書けた気がします。
第3問:縦書き
行書はまだ怪しいところですが、前回よりは正しく書けるようになりました。
第4問:横書き
横書きは苦手意識が強かったのですが、徐々に読みやすく書けるようになってきたと感じています。
第5問:はがきの宛名書き
「こう書けば体裁よく見える」というのは頭に入っているのですが、下書きなしの一発で再現するのは難しいです。
第6問:掲示 横書き
だいぶ堂々と書けるようになりました。
最後の方、コピックのインクも無くなるくらいには練習しました。
ついでに「催」の字も思いっきり書き間違えました(息子と少し寝てしまい、深夜に寝ぼけ眼で書いたからという言い訳)w
これで、本番は絶対間違わないでしょう。
理論:第7問〜第10問
一周目とは別の過去問を解いたため、単純に比較ができません。
直前に解いた問題の正解した数と正答率を載せていきます。
第7問:漢字の部分の名称
- 10問中10問正解 正答率100%
- 10問中10問正解 正答率100%
- 10問中9問正解 正答率90%
第8問:漢字の筆順
- 10問中10問正解 正答率100%
- 10問中8問正解 正答率80%
- 10問中10問正解 正答率100%
- 10問中9問正解 正答率90%
- 10問中9問正解 正答率90%
- 10問中9問正解 正答率90%
- 10問中9問正解 正答率90%
- 10問中10問正解 正答率100%
第9問:草書を読む
直前に問題を解くことはしませんでした。
第10問:漢字の字体
- 20問中18問正解 正答率90%
- 20問中20問正解 正答率100%
- 20問中19問正解 正答率95%
- 20問中18問正解 正答率90%
試験直前での手応え
試験直前の手応え
実技:第1問〜第6問
実技は、時々書けない行書に遭遇しますし、体裁よく書けないことも多いです。
でも、3級だしそこまで高いレベルは要求されていないのでは?と思っています。
普段取り組んでいる競書ほど、字形を細かく見られることもないでしょうし。
今の私よりもペン字歴が浅い方々も合格されてきましたし。
・・・といろいろプラスに考えてみるものの、自分のこととなると自信が持てずに不安になってしまうんですよね。
極端に書けていないということはないので、普段どおり挑めばOKでしょう。きっと。
理論:第7問〜第10問
理論は、練習でも平均9割は正解していたので、実技ほどの不安はありませんでした。
間違って覚えている筆順や、文脈から推測できない草書が出てこないことを願うばかりでした。
試験直前の心境
肝心の試験直前に満足に勉強時間を確保できなかったため、焦りと不安でいっぱいでした。
とはいえ、当日までに勉強に割ける時間はごく僅か。
残り数日でやれることなんて限られています。
・・・もう開き直るしかありませんでした。
また、SNSでフォロワーさんたちが応援してくれたのが、本当に励みになりました。
客観的に見て大丈夫と言っていただけたことで、安心できました。
さいごに
十分に勉強し、自信を持って受験できる!という状態にはほど遠く、計画的に受験すべきだったかな・・・と少し反省しました。
でも、限られた時間内で、自分なりに真剣に勉強してきたつもりです。
試験勉強以外に、日々積み重ねてきたものもあります。