10日前に、勢いで申し込んでしまった硬筆書写技能検定3級。
前回の記事(硬筆書写技能検定3級、申し込み完了!)で宣言したとおり、まずは「硬筆書写技能検定3級のドリル」を1冊解き終えました。
間違いの多い答案をブログに載せるのは気が引けますが、今後受験を考えている方の参考になればと思い、現在の実力ありのままの姿を公開します。
「硬筆書写技能検定3級のドリル」とは?
「硬筆書写技能検定3級のドリル」とは、一般財団法人 日本書写技能検定協会が発行している、書き込み式ドリルです。
硬筆書写技能検定の公式サイトから購入可能です。
- 全52ページで薄い
- 価格も650円かつ送料無料とお手頃
- 紙質も実際の試験問題と同質のものを使用
※2019年4月1日発行の第4刷(改訂版)
私のように試験勉強が久々な大人にとっては、分厚い問題集はなかなかハードルが高いものです。
しかし3級のドリルは、ホチキス2箇所で綴じられただけの薄さが魅力でした。
実際に、約10日間で最後までやりきることができました。
「硬筆書写技能検定3級のドリル」を実際に解いてみた
第1問 速書き
- 残り時間:0秒
- 残り時間:22秒
- 残り時間:1分10秒
- 残り時間:1分
4分以内に115文字を書くのは、なかなか大変でした。
丁寧に書いていたらまず時間オーバーします。
制限時間内に、どれだけ正しく見やすくそろえて書けるか・・・。
ペース配分がまだつかめていないので、何度も練習して慣れる必要がありそうです。
第2問 楷書と行書
黒字はまず自力で解いてみたもの、赤字はその後字典で調べて書いたものです。
楷書は、これくらい書ければ大丈夫なのではと思っています。
問題は行書。
真面目にコツコツ行書を練習されている方からすれば、「なんでこんな簡単な行書も書けないの!?」と驚かれてしまうかもしれません。
恥ずかしながら、行書の練習が足りていない私は、お手本なしで書く行書はかなり曖昧です・・・。
うろ覚えながらも何となく覚えていたものもあり、これでも思ったよりは書けた方でした。
第3問 縦書き(漢字仮名交じり文)
自運は難しいし、やはり行書は考え込んでしまうけれど、縦書きは書いていて楽しいです。
行尾をそろえるのも課題ですね。
第4問 横書き(漢字仮名交じり文)
苦手な横書き。
ペンの光の受験部には何度か挑戦してきたので、あんなふうに書ければというイメージはありますが、お手本なしではやはり難しい・・・。
こちらも行尾そろいません。
第5問 はがきの表書き
表書きは、確実な楷書で。
まだそろっていない部分はあるものの、楽しく書けました。
第6問 掲示
面倒で一番やる気が起こらなかった掲示。
ところが、いざ着手してみると、意外と面白く。
3問目からは、時間を測って書いてみました。
- 3問目:18分
- 4問目:17分
- 5問目:16分
- 6問目:14分
割付も徐々に慣れてきて、早く書き上げられるようになってきました。
もう少し練習すれば、もう少し改善できそうです。
第7問 漢字の部分の名称
第7問以降は、理論問題です。
101問中70問正解。
正答率69%。
実際の試験問題はマークシートですが、このドリルではへんやつくりなどの名称を記入する問題でした。
記述式でも完璧に書けるように覚えておいて、本番に臨みたいところです。
第8問 漢字の筆順 楷書
89問中81問正解。
正答率91%。
ペン字を始めて以来、筆順を間違って覚えていた漢字にはしばしば遭遇してきました。
3級受験を期に、頻出漢字の筆順はしっかり確認しておきたいところです。
第9問 草書を読む
80問中74問正解。
正答率92.5%。
草書はこれまで特別な勉強をしたことがありません。
ペンの光の漢字部で、お手本の見様見真似で書いているくらいです。
自然と読めるもの、前後の文脈から推測できたものもありましたが、読めないものは本当に読めなくて・・・。
このドリルでは記述式でしたが、実際の試験問題は選択式なので、もう少し正答率は上がるかもしれません。
パーフェクトを狙う必要はありませんので、今回草書の勉強には時間を割かないことにします。
それなら行書に力を入れたほうが、得点アップの可能性が高いからです。
第10問 漢字の字体
159問中156問正解。
正答率98%。
実際の試験問題とは異なり、漢字が間違っていること前提で正しい字を書く問題でした。
しかし実際は、正しい字を◯✕で判定しなければなりませんので、見逃さないようにしなければなりません。
形式は異なりますが、9割取れているので大丈夫かなとは思います。
3級のドリルを1冊終えての感想
実技問題(第1〜6問)の感想
実技の具体的な採点基準が分からず、自分の得点がどれくらいなのか正直分かりません。
個人的には、5〜8割くらいは取れているのでは?と思っています。
実技の合格の目安は7割です。
行書を最低限書けるようにし、字粒や字配りをより意識することで、7割突破はきっと狙えるでしょう。
理論問題(第7〜10問)の感想
理論も満点を目指す必要はなく、7割以上取れれば合格です。
そのため、理論の勉強がこれからである現時点でも、合格ラインには達しているのではないかと思います。
ただ、より確実に点を稼げるようにしておきたいので、漢字の部分の名称と筆順だけは集中的に学習することにします。
それ以外は、問題を解いて間違った部分を覚える程度に留めておきます。
全体の感想
3級のドリルは昨年買っていたものの、パラパラ眺めただけで、実際に解いたのは今回が初めてでした。
ようやくどんな問題が出るのかや、今の自分の実力を確かめることができました。
↑本来は受験申し込み前に確認すべきですが・・・(笑)
1周目でこれくらい解けていれば、まずまずかなと感じました。
実技、理論の双方が基準に達していて合格となりますが、どちらかが極端に悪いということもなくホッとしました。
さいごに
「硬筆書写技能検定3級のドリル」は、硬筆書写技能検定3級の勉強の取っ掛かりとして最適なドリルでした。
1冊やれば、大まかな傾向を把握することができます。
ページ数も少ないので、忙しい人や本番までの残り日数が少ない人にもおすすめです。
私は本番まであと1ヶ月以上ありますので、間違った問題を中心に3級のドリルを復習した後、次の問題集に着手したいと思います。
次からは、細かく時間も測って問題を解いてみます。
気を緩めず計画的に取り組みます!