日ペンのボールペン習字講座を終えて間もない、香(@ouchipenji)です。
ということで、日ペンの『硬筆書写テキスト1』を試しに注文してみました。
一体どのようなテキストなのか、そしてどのような人に向いているのか、さっそくレビューしていきます。
日ペンの『硬筆書写テキスト』とは?
『硬筆書写テキスト』の概要
硬筆書写テキストは、赤い表紙が目印の、日ペンの先生方が書かれているテキストです。
硬筆書写テキストは、全部で9巻あります。
- ひらがな・カタカナ・漢字の楷書
- 行書の基本
- よこがき・数字・欧文
- 手紙の書き方① 手紙の形式
- 手紙の書き方② 私信の文例
- 草書・かな
- 変体がな
- 手紙の書き方③ ビジネス文章
- 筆ペン
価格は、1冊につき、500円+税です。
『硬筆書写テキスト』はどこで購入できる?
『硬筆書写テキスト』は、がくぶんのネットショップから注文できます。
ペンの光を購読している方は、最後のページに「副教材・参考図書のごあんない」があり、用品申込書がついています。
ハガキ、FAX、電話、Eメールからも注文できます。
私はEメールから注文したのですが、当日中に確認メールが届き、翌々日には受け取ることができました。
日ペンの『硬筆書写テキスト』を紹介
『硬筆書写テキスト』の外観
第一印象ですが・・・
でも、気取っていない真面目なテキストという感じがして、逆に好感が持てました。
サイズはB5で、38ページです(※テキスト6のみ24ページ)。
『硬筆書写テキスト1』の内容
ひらがな
あ〜んまでの五十音順に並んでいます。
マスは3つ並んでいます。
左がお手本で、真ん中がうすい文字の上をなぞり書き、右がわく内の練習です。
ボールペン習字講座で学んだひらがなと、だいたい同じ字形なのですが、全く同じではありません。
ボールペン習字講座のひらがなを、学校で習うようなひらがな寄りにした感じです。
左:硬筆書写テキスト1の「さ」と「す」
右:ボールペン習字講座テキスト1の「さ」と「す」
私の手書きで失礼いたしますm(_ _)m
ですが、書きぶりの違いはお分かりいただけるかと思います。
五十音の練習を終えると、
- 熟語(たて書き)・・・「はる」など
- 熟語(よこ書き)・・・「えび」など
をそれぞれ1ページずつ練習します。
カタカナ
お手本のみで、練習用のマスはありません。
さらに、お手本には十字の中心線は書かれていません。
漢字の楷書
見開き1ページにつき、3つのポイントが出てきます。
ポイントの解説でページの3/4を使っていて、
実際に書き込む練習は、1/4のスペースのみとなります。
そして、一つのポイントにつき練習する漢字は3字で、
うすい文字の上のなぞり書きが1回、何もないところに書くのが1回ずつです。
どれもボールペン習字講座で学んだ内容と共通する、楷書を書く上で重要なポイントばかりです。
『硬筆書写テキスト1』の感想ざっくり
- 要点がコンパクトにまとめられている
- 時間をかけずに基礎を復習するのにちょうど良い
- 書き込み練習は少ないので、別途ノートなどに練習する必要がありそう
- 全くの初心者なら日ペンのボールペン習字講座の方がおすすめ
日ペンの『硬筆書写テキスト』はこんな人におすすめ
日ペンのボールペン習字講座を終えた人
- ボールペン習字講座を終えて手持ち無沙汰だけど、一度やったテキストの復習は億劫
- トレーニングブックでひたすら練習するのはちょっと辛い
- どうせなら心機一転、新しいテキストを始めたい
- ボールペン習字講座で学んだポイントを復習し直したい
ボールペン習字講座のテキストはボリュームがあるので、いざ復習しようとなると、気合いが必要です。
その点、硬筆書写テキストは練習量があまり多くないので、サクッと練習に取り組めます。
ペンの光を購読している人
毎月ペンの光にチャレンジしていると、課題の練習だけで精一杯になってしまうのではないでしょうか。
しかし、基礎練を疎かにしてはいけません。
そんなときに、硬筆書写テキストはぴったりの分量と内容です。
日ペンの字形に興味がある人
日ペンのボールペン習字講座やペンの光が気になっているけれど、いきなりはちょっと・・・という方にもちょうど良いかもしれません。
日ペン流の文字を実際に書いてみて、美しさを体感できることでしょう。
ただし、初心者が本格的に日ペンで学んでみたいと思った場合、断然ボールペン習字講座の受講をおすすめします。
ボールペン習字講座のテキストは、より丁寧で、たくさん書き込んで練習できるように工夫されています。
まとめ
たくさん書いて練習したいという方にとって、硬筆書写テキストは、物足りない量に感じるかもしれません。
しかし、ノートを別途用意して、繰り返し練習することでカバーできます。
むしろ、要点がよくまとまっている優秀なテキストです。
初級者ならばもっとたくさん書いて練習することが求められるので、
自分なりの練習方法が分かってきた中級者向けのテキストだと感じました。