万年筆ビギナーの香(@ouchipenji)です。
普段はカクノを使っているのですが、徐々に金ペンの万年筆が欲しくなってきました。
欲しい万年筆候補のうちの一つが、プラチナ万年筆の#3776センチュリーです。
金ペンにしては割とお手頃な価格な上に、2年間もインク乾燥を防ぐ「スリップシール機構」も魅力的です。
そんなわけで、店頭で試し書きをしてきました。
#3776センチュリーが欲しいけれど、太さを選べないと言う方は、参考になさってくださいね。
プラチナ万年筆#3776センチュリーのニブの太さ比較
前提
私のスペックを紹介しておきます。
- 性別:女性
- 手の大きさ:普通
- 筆圧:強め
- ペンの持ち方:親指が人差し指の上に出てしまう
#3776センチュリーで方眼4マス(10mm✕10mm)に試し書き
方眼4マス(10mm✕10mm)に#3776センチュリーで試し書きしてみました。
#3776センチュリーで方眼1マス(5mm✕5mm)に試し書き
方眼1マス(5mm✕5mm)に#3776センチュリーで試し書きしてみました。
#3776センチュリーでB罫(6mm)に試し書き
一般的なノートに#3776センチュリーで試し書きしてみました。
#3776センチュリーで試し書きしてみた感想
万年筆ビギナーの率直な感想です。
- 超極細 UEF
カリカリ感があります。
学生時代に使っていた、パイロットの激細ボールペン「ハイテックC」を思い出す書き心地でした。
手帳などにできるだけ細かい文字を書きたい人には向いているでしょうが、ここまで細くなくて良いかな、と思いました。 - 極細 EF
超極細よりもカリカリ感は減りました。
それでも極細なので、十分細かい字を書けます。
初心者には、超極細よりは極細の方が書きやすく感じました。 - 細軟 SF
ぐにゃっと柔らかく、「何だこれ!?」というのが第一印象でした。
初心者向けではない気がします。
私は割と筆圧が強めなので、線も太くなってしまいました。 - 細字 F
意外と極細と細字の太さの差は少なかったです。
普段使っているボールペンと同じくらいの「ちょうどよい」と感じる太さでした。 - 中字 M
細字から中字になると、一気に太くなったように感じました。
方眼1マスに収めるのが厳しくなってきました。
文字の練習をするには、ちょうど良さそうな太さです。 - 太字 B
ここまでくると「ちょっと太いな」と感じました。 - 極太 C
太くてインクも出づらく、書きづらかったです。
使う用途も限られてきそうです。 - ミュージック MS
上級者向けだと感じました。
私がこれを購入することはなさそうです。
極細、細字、中字 のいずれか。
一番の理由は、この辺りの太さが書きやすかったからです。
それに、幅広く様々な用途に使えそうだからです。
普段使っているボールペンの代わりにするなら、極細または細字、
文字の練習や万年筆の書き心地を楽しみたいなら、中字を選びたいです。
#3776センチュリーとジェットストリームの太さ比較
私が普段愛用しているボールペン、uniのジェットストリームと太さを比較してみました。
単純には比較できませんが、
- ジェットストリーム0.38が超極細〜極細くらい
- ジェットストリーム0.5が極細〜細字くらい
- ジェットストリーム0.7が細字〜中字くらい
の太さに相当しているように感じました。
センチュリー万年筆試筆台のある店舗
プラチナ万年筆の公式サイトより、万年筆試筆台のある店舗を調べることができます。
私も以下のページから調べて、最寄りの店舗に行ってきました。
万年筆は安い買い物ではありませんので、不安な方は実際に試し書きしてみるのが一番です。
ご近所にセンチュリー万年筆試筆台の設置店があるようであれば、足を運んでみてはいかがでしょうか。
まとめ:#3776センチュリー、初心者には極細、細字、中字がおすすめ
私は万年筆で字を書くことにまだまだ慣れていない初心者です。
初心者だからこそ、書きやすく、ボールペンの代わりにたくさん使える万年筆を買うのがベストだと考えています。
試し書きした結果、極細、細字、中字が上記の条件に当てはまりました。
もうしばらく悩んでから、#3776センチュリーをお迎えしたいと思います!