日ペンのボールペン習字講座の受講生で、日々の練習の様子をSNSにアップされている方は多いです。
私もそんな一人でしたが、最初はとても字が下手でしたし、練習も必要最低限しかできていませんでした。
他の受講生の上手さや熱心さと比べ、時には焦りを感じることもありました。
良い意味で開き直れるようになってきたので、私なりの考えをまとめておきます。
スタート地点も上達の度合いも人それぞれ
上手な文字を書かれている受講生を目の当たりにしたとき、
と悲観してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、スタート時点での文字の上手さや、上達の度合いは人それぞれですので、落ち込む必要はありません。
もとから字が上手な方は、才能というよりも、これまでの人生において書く時間を大切にしてきた方なのだろうと考えています。
私は20代の頃に就職してからというもの、仕事はパソコンばかりで書く機会がめっきり減りました。
書くといったら、自分にしか読めない雑な字でメモを取る程度でした。
長年書くことを疎かにしてきた結果、文字はどんどん下手になっていきました。
これから挽回していくしかありません!
また、何十年か生きていると、様々な物事に共通する自分の傾向というのが分かってくるものです。
私の場合、
人並み程度にはできるけど、そこそこ止まり
吸収するのはそれほど速い方ではなく、頭で考えるよりも実践して身につくタイプ
最低限、真面目にやるものの、あと一歩の努力が足りない
・・・とまぁ、こんな感じです(汗)
日ペンのボールペン習字講座の場合も、例に漏れずでした。
講座を終えた頃には、最初と比べると確かに上達はしましたが、もっと頑張れたかな・・・という部分も大いにありました。
しかし、講座を終えたからといって、ペン習字の学習も終わりになるわけではありません。
ペン習字は、一気にたくさん練習したからといって、数日単位ですぐに結果が現れるものではありません。
数ヶ月前に書いた文字と今の文字を見比べたとき、
と気づくことは珍しくありません。
なかなか上達しないという方も、焦って結果を求めずに、続けることが大事です。
目的や目標も人それぞれ
私が日ペンのボールペン習字講座を受講した目的は、
今よりもきれいな字が書けるようになるため
でした。
そして、受講する上での目標は、
半年で修了する
でした。
なぜ半年にこだわったかというと、当時1歳だった第一子を育てながらの受講であったため、変わりゆくであろう先の状況が読めず、ひとまず早めに終わらせてしまいたかったから。
また、期限に余裕を持たせると、自分の性格上サボりがちになってしまい、途中で脱落してしまいそうだったからです。
ペン字に割ける時間が限られている中、半年で修了を目指すとなると、当然復習は満足にできませんでした。
もしも、目的や目標が仮に、
- 行書をお手本なしで書けるようになる
- 1年以内に修了する
だったとしたら、練習方法は全然異なっていたと思います。
当時の私は、他の受講生と比べて練習が足りていないことに引け目を感じていました。
しかし今では、自分のやり方が正しかったかはさておき、それで良かったのだと感じています。
自分なりの目的と目標は、無事達成できたわけですから。
ちなみに、半年の間に我が子は歩けるようになり、昼寝も少なくなり、私が自由に使える時間はどんどん減っていきました。
小さい子どもがいるママは、育児に追われていったんペン習字から離れると、そのままやる気も失われがちです。
私の場合は短期集中作戦が功を奏し、講座を修了することも、毎日書く習慣を身につけることもできました。
単に練習内容だけを他人と比較して、無駄に焦ることはありません。
無理して他人と同じようにやろうとする必要もありません。
目的や目標、生活スタイルも人それぞれなので、違っているのが当然です。
自由度の高い通信講座だからこそ、自分に合ったやり方で進めていきましょう!
まとめ:真剣だからこそ焦ってしまうもの
焦ったり、落ち込んだり、辛くなったり。
ペン習字を続けていると、ネガティブな気持ちになることもよくあるものです。
しかしそれは、ペン習字に真剣に取り組んでいる証拠。
頑張っている自分をたまには褒めてあげながら、楽しく練習を続けていきたいものですね!